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検査項目の説明詳細
各項目の基準値は、平成27年4月現在の人間ドックの基準値に準じています。
視器
眼圧 
検査の目的

緑内障などを調べる検査です。

基礎知識 眼圧は、眼球内の圧力をいいます。空気を眼球に吹きかけ眼球の固さを測定し、眼球内圧を調べます。特に痛みもなく短い時間で終了します。
緑内障は、視神経が障害され視野が狭くなり、やがて失明する恐れのある病気で、緑内障を引き起こす主な要因は眼圧異常です。その診断に欠かせないのが眼圧検査です。ただし、眼圧が変化しない緑内障には眼底検査も必要になります。
眼圧は、房水が作られる量と眼の外に流れ出る量のバランスにより一定に調整維持されています。何らかの原因で産出量が増えたり、流出抵抗が増大すると眼圧は上昇し緑内障を引き起こします。
基準値 20mmHg以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、緑内障、高血圧症、糖尿病など。
受診時の注意点

メガネやコンタクトレンズをご使用の場合は、外してから受診してください。

視力 
検査の目的

目の働きを調べる検査です。

基礎知識 視力検査は、働く人の機能的能力の一つである視機能について調べる検査で、職場に適正な配置を行う上で必要なものです。また、視力障害を伴う業務(紫外線・赤外線・レーザー光線など)やVDT作業などによる視機能の変化を早期に発見するために必要なものです。
見えにくいまま放っておくと眼精疲労を起こしやすく、頭痛や肩こり等の原因になる場合があります。
異常値の場合 異常値が出た場合は、近視、遠視、乱視など。
受診時の注意点

メガネをご使用の場合は、持参願います。また、コンタクトレンズをご使用の場合は、受診時に申し出てください。

聴力
聴力 
検査の目的

耳の聞こえ方を調べる検査です。

基礎知識 聴力検査は、さまざまな周波数の音の聞こえ具合(大きさ、高低)を調べる検査です。
音は、外耳道を通って鼓膜に到達し、鼓膜を振動させます。その振動が中耳にある耳小骨で増幅され、内耳にある蝸牛で電気信号に変換されます。その信号が神経を通って脳に伝わります。
年をとると共に、体のさまざまな機能が低下しますが、同じように耳の機能も衰えてきます。聴力検査では、オージオメータを使い、低い音(1000Hz)と高い音(4000Hz)の両方を調べますが、高い音が聞こえにくくなる状態として「老人性難聴」や「騒音性難聴」が考えられます。騒音性難聴とは、騒音に長年さらされたり、イヤホーンやヘッドホーンをつけるような仕事をしている人が高い周波数が聞こえにくくなることがあります。
外耳道から鼓膜までの間の音が伝わる経路に何らかの障害がある場合を伝音難聴。内耳から脳までの間の音を感じる経路で障害がある場合を感音難聴。
基準値 30db以下
異常値の場合 基準値よりも高い場合は、難聴(老人性、中毒性、内耳炎、中耳炎、外傷など)、突発性難聴、メニエール病など。
受診時の注意点

補聴器をご使用の方は、スタッフに申し出てください。

循環器系
心電図 
検査の目的

心臓の状態を調べる検査です。

基礎知識 心電図検査は、心臓疾患に関わる検査の中でも比較的簡単に行えるもので、病気発見の第一の手がかりとして用いられています。最も一般的な心電図検査は、安静時に行う十二誘導心電図によるもので、心臓の筋肉が鼓動を打つために発生する微弱な電気信号を体表面に装着した電極から検出し、波形として記録します。特に、心臓の活動の異常によってあらわれる不整脈の診断や心肥大や先天性弁膜症などの発見に適していますが、不整脈の要因となる様々な疾患の診断の決め手になるものではありません。また、健康な人でも時には脈が乱れることがありますので、不整脈と診断されても必ずしも病気ではありません。ただ、不整脈を起こす原因として、心肥大や心不全、弁膜症、心筋症、狭心症など様々な危険因子が考えられますので、詳しい検査(エコー検査や血液検査など)を行い、その原因が危険なものかどうかの見極めが必要です。
基準値 心電図検査の基準となるのは、さまざまな健康人の心電図データをパターン化された波形として蓄積します。それを基に検査で得られた心電図データを照合し、コンピュータによる自動解析が行われたものを専門医が読影し、異常所見が認められなければ問題ありません。
異常値の場合 異常が出た場合は、不整脈、心臓肥大、狭心症、心筋梗塞など。
受診時の注意点

安静時状態で行うため、検査中に体を動かすと筋肉の電気的活動(筋電図)が混入してしまうので、力を抜いて純粋な心電波形を記録することが大切です。

血圧 
検査の目的

高血圧症や脳疾患、心臓疾患の危険度を調べる検査です。

基礎知識 血圧は、動脈の中を血液が通るときにかかる圧力です。心臓が収縮し、血液が送り出される時が収縮期血圧(最高血圧)。心臓が拡張し静脈から血液を心臓の中に入れている時が拡張期血圧(最低血圧)です。
血圧が高いと血管の内壁が傷つき、動脈硬化のもとになり脳卒中や心臓病などを発症する危険性が高いことが様々な調査結果によって実証されています。健康のバロメーターとして欠かせないのが血圧です。定期的に血圧を測定することでご自身の平均的血圧を知っておくことが大切です。
血圧の異常の原因は、遺伝や加齢などが関連しています。また、肥満や食生活、ストレスなどによる影響も考えられます。
基準値 最高血圧 129mmHg以下
最低血圧  84mmHg以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、高血圧症であり、脳、心臓、腎臓などの臓器疾患、糖尿病、高脂血症などの合併症のある場合は、更に注意が必要です。低い場合は、低血圧症など。
受診時の注意点

血圧は色々な状況によって変動すると言われますので、刺激の強いコーヒーや煙草などは避け、受診前の五分間は安静にすることが大切です。また、受診時の緊張から一時的に血圧が上がる「白衣高血圧」も知られています。

眼底 
検査の目的

眼の病気だけでなく脳血管(動脈硬化など)の状態を調べる検査です。

基礎知識 眼底の血管は、外から直接見ることができる唯一の血管です。
眼底検査は、瞳孔に光をあてて、眼の奥の網膜、脈絡膜、血管、視神経などの状態を観察することで、目の病気のみならず、動脈硬化、糖尿病などによる血管の病変を診断することができます。
日本での失明原因のトップは、糖尿病性網膜症、第二位は緑内障です。これらの疾患は、自覚症状がないままに進行し、気づいたときには社会生活に支障を来たす場合があります。
基準値 異常所見が認められなければ問題ありません。
異常値の場合 異常が出た場合は、動脈硬化症(網膜動脈硬化症)、高血圧症、糖尿病、眼底出血、脳腫瘍、網膜の疾患(網膜剥離、糖尿病性網膜症、黄班部疾患)、視神経疾患など。
受診時の注意点

メガネやコンタクトレンズをご使用の場合は、外してから受診してください。

心胸比 
検査の目的

心臓の大きさなどを調べる検査です。

基礎知識 心胸比は、胸郭の幅に対して心臓の幅がどれくらい占めているのかの割合を、胸部X線写真により測定するもので、健康な人では50%以下です。同時に心臓全体の大きさや形を診断します。
長期にわたり高血圧の状態が続くと心臓への負担が増すことで心肥大となり、心胸比が60%以上にまで拡大することがあります。
水分を過剰に摂取すると心胸比が大きくなり、心臓や肺の負担が増す場合があります。
基準値 50% 以内
異常値の場合 基準値より高い場合は、心肥大、体内の水分が多すぎるなど。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

呼吸器系
 
胸部X線検査 
検査の目的

呼吸器(肺や気管支など)と循環器(心臓・大動脈など)に異常がないかを調べる検査です。

基礎知識 X線を胸部全体に照射して平面的に撮影し、肺や心臓などに異常な影がないかを調べるための検査です。肺は、空気を多く取り込む臓器のためX線が通る部分は黒く明るく写り、逆に通りにくい部分は白く暗く写ります。肺の部分に白っぽく写る影が認められればなんらかの異常があると考えられます。また、中心部にある心臓は白く写るので、大きさや形の異常も見ることができます。
基準値 異常陰影がなければ問題ありません。
異常値の場合 異常陰影がある場合は、呼吸器系では肺結核、肺炎、肺がん、肺膿傷、肺気腫、気管支拡張症など。循環器系では心臓肥大・大動脈硬化症など。
受診時の注意点

妊娠中または可能性のある人は必ず申し出てください。

受診時には堅い物(プラスチックや金属製など)を外し、技師の指示に従ってください。

小さな変化も見逃さないために大きく息を吸い込んでしっかり止めることが大切です。

肺機能検査 
検査の目的

肺機能を調べる検査です。

基礎知識 肺機能検査は、スパイロメトリーと言う機械を使って行われるもので、肺の一番重要な機能である換気機能(体内に酸素を取り入れ、体外に二酸化炭素を排出する。)と、ガス交換機能(肺の中で酸素と二酸化炭素の交換)が正常にできているかを定性的、定量的に調べることができる検査です。
肺の病気や疾病の程度、気管支ぜんそくの診断などに用いられる他、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を診断する決め手として、肺機能検査が行われます。
基準値 %肺活量 80%以上・・・年齢と身長から割り出した一般的な肺活量水準値に対する実値の割合
1秒率   70%以上・・・精一杯に空気を吐き出したときの、最初の1秒で吐き出す割合
異常値の場合 %肺活量が80%以下の場合は、肺結核、肺線維症など。
1秒率が70%以下の場合には、気管支ぜんそく、気管支拡張症、COPD(肺気腫、慢性気管支炎)など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

腎臓系
尿蛋白
検査の目的 腎泌尿器系疾患を調べるスクリーニング検査です。
基礎知識 尿蛋白により腎臓の状態や尿の通り道に異常がないかを調べます。特に腎臓病の早期発見に重要な検査で、試験紙に尿をつけて蛋白質の有無を調べます。
腎臓の機能が低下すると尿のなかに蛋白質が出てきます。健常者の尿中でも1日に約40〜120mgの蛋白質を尿に排出していますが、この程度の量であれば特に問題はありません。
基準値 (−)の場合は正常。
異常値の場合 (2+)以上の場合は、急性・慢性腎炎、ネフローゼ症候群、膀胱炎、尿路結石、妊娠中毒などの疾患。過激な運動、精神的ストレス、発熱時、月経前などに、一時的に陽性になる場合があります。
受診時の注意点 運動やストレスなど、影響が出ないよう安静にして受診することをおすすめいたします。
尿潜血
検査の目的 尿中に混入の血液の有無を調べるスクリーニング検査です。
基礎知識 尿潜血は、腎炎や泌尿器系腫瘍・結石などの発見に用いられる検査です。
尿中に赤血球が異常に出た場合を血尿といい陽性となります。赤血球以外にも直接ヘモグロビンが尿に出る病気や、ミオグロビンでも反応し陽性となります。血尿は種々の病気でみられ、尿潜血はさまざまな病気の発見の糸口となります。
基準値 (−)の場合は正常。
異常値の場合 (+)以上の場合は、慢性・急性腎炎、高血圧、腎不全、腎腫瘍、腎盂炎、膀胱炎、結石、膀胱腫瘍など。
受診時の注意点

薬剤の服用やビタミンCの摂取と激しい運動を控え、女性では生理のときは、避けることをおすすめいたします。

尿沈渣
検査の目的 主に腎臓や泌尿器系疾患を調べる検査です。
基礎知識 新鮮な尿を遠心分離機を用いて、細胞や赤血球、白血球、各種結晶や細菌などの固形物を沈殿させ、その成分の量や種類を顕微鏡で調べます。
尿蛋白や尿潜血などで陽性と出た場合にも行われる検査です。
全身の様々な病気を診断する時の判断材料としても有効な検査です。
基準値 顕微鏡で見える範囲に、赤血球0〜4個以下、白血球0〜4個以下、その他の上皮細胞や結晶が少量なら正常です。
異常値の場合 赤血球増の場合は、腎結石、尿路結石、腎炎、腎腫瘍、尿路腫瘍など。白血球増の場合は、膀胱炎、腎炎など。円柱細胞が見られる場合は、腎炎、ネフローゼ症候群など。
受診時の注意点

薬剤の服用を控え、体調を整えて受診してください。

尿素窒素
検査の目的 腎臓の働きを調べる検査です。
基礎知識 尿素窒素(BUN)とは、血液中の尿素量を表したものです。食品に含まれる高蛋白食や体の筋肉が壊れて出る蛋白が分解されて出来るのがアンモニアです。アンモニアは神経毒性を有するため、肝臓で無害な尿素に変換され腎臓で濾過されて尿中へ排出されますが、腎臓の機能が低下すると濾過しきれない分が血液中に残ります。
尿素窒素の数値が高い場合、腎臓の機能が低下していることを表していますが、腎臓の機能を見る場合には、尿蛋白やクレアチニンの検査結果と併せて判断します。
基準値 8.0〜22.0mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、脱水症、腎機能障害、尿毒症、火傷、消化管出血など。低い場合は、肝機能障害(肝硬変、重症の肝不全)など。
受診時の注意点

激しい運動は、避けてください。

クレアチニン
検査の目的 腎臓の機能を調べる検査です。
基礎知識 クレアチニンは、筋肉の中に含まれるクレアチンという物質が分解されてできた老廃物で、血液中にクレアニチンが多くなるということは腎臓の機能が十分に働かず濾過されていない状態を意味します。すなわち腎臓に障害があることがわかります。また、腎機能が悪い状態になると同時に尿素窒素の数値も上昇しますが、食事による影響を受けにくい点ではクレアチニンの方が優れています。
クレアチニンは、筋肉の量と比例するため、男性より女性、成人より小児の方が低値となります。
基準値 男性 1.00mg/dl 以下
女性 0.70mg/dl 以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、腎不全、慢性腎炎、尿毒症、尿路閉塞、肝硬変、心不全など。低い場合は、筋ジストロフィー、甲状腺疾患、肝障害など。
受診時の注意点

適度な水分補給、激しい運動は避けてください。

胃腸系
 
胃部X線検査 
検査の目的

食道、胃、十二指腸までの疾患を調べる検査です。

基礎知識 胃の病気の早期発見などに有効な検査方法です。
造影剤(バリウム)を飲んでX線撮影し、臓器の形の変化や異常について診断を行います。また、胃部X線検査は、内視鏡で使われるカメラでは死角になるような領域を充分カバーでき、全体をスクリーニングするのに大変効果的な検査と言えます。
基準値 臓器の形に変化や粘膜に異常が認められなければ問題ありません。
異常値の場合 異常が出た場合は、食道では潰瘍、腫瘍、ポリープ、静脈瘤など。胃では胃炎、潰瘍、腫瘍、がん、ポリープなど。十二指腸では潰瘍、ポリープなど。
受診時の注意点

受診当日は、水分を含め絶食です。タバコも不可です。前日の夕食は、消化の良いものを20時までに軽めに済ませ、20時以降は飲食しないでください。

検査着(ガウン)に着替えていただきますので、堅いもの(ボタン、金属製など)がなく、お腹を締め付けないようにして、技師の指示に従ってください。

妊娠している人や可能性のある人は、受診できません。

便潜血検査 
検査の目的

消化管の出血を調べる検査です。

基礎知識 この検査は、人の血液だけに反応する方法により、食事や薬剤による影響を受けにくい長所をもつ検査で、近年増加傾向にある大腸癌や直腸癌の早期発見に大いに役立っています。
食道から肛門までの間に出血があると、便のなかに血液が混じって排泄され少量の出血でも異常を検出するが可能です。ただし、痔疾患があると陽性反応を示すこともあります。
基準値 陰性(−)の場合は、正常。
異常値の場合 陽性(+)の場合は、大腸癌、潰瘍性大腸炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、食道癌など。
受診時の注意点

前日は飲みすぎ、食べ過ぎは避け、規則正しい食生活を心がけましょう。

膵臓系
血清アミラーゼ 
検査の目的

膵臓病、耳下腺炎などを調べる検査です。

基礎知識 アミラーゼは、デンプンを分解して糖にする酵素で、主に膵臓、睡液腺から分泌され血液中に溶け出て全身を回った後、腎臓で濾過され尿に排泄されます。
アミラーゼには、膵型アミラーゼと唾液腺型アミラーゼがあり、その合計を測定します。増加したアミラーゼの型を調べることによって病気の程度や膵臓疾患と耳下腺炎を特定できる場合があります。また、アミラーゼが高値の場合は、背中に痛みがないかどうか確認が必要です。なぜなら膵臓は胃の裏側にある臓器だからです。また、唾液腺の腫脹がないかどうかも注意すべきところです。
膵臓疾患の発症率は年々増加傾向にあり、自覚症状が少ない臓器のため、がんの早期発見が難しいと言われています。検査数値や体調のわずかな変化に注意が必要です。
基準値 37〜125 U/l
異常値の場合 基準値より高い場合は、膵型アミラーゼ上昇(急性膵炎、慢性膵炎、膵癌、膵嚢腫など)、唾液腺型アミラーゼ上昇(耳下腺炎、慢性腎不全など)。低い場合は、膵臓病の末期、肝硬変、糖尿病など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

P型アミラーゼ 
基礎知識 血清アミラーゼのうち、膵型アミラーゼのみを測定します。
両者の同時測定によりアミラーゼが高値の場合にその原因を推定できる場合があります。
基準値 21〜64 U/l
胆のう・胆道系
腹部超音波 
検査の目的

腹部の臓器(肝臓・腎臓・胆嚢・膵臓・脾臓等)の状態を調べる検査です。

基礎知識 腹部超音波検査は、人の耳に聞こえないほど高い周波数の超音波を体にあて、臓器や組織の境目で反射する性質を利用して返ってきた反射波を受信して画像として再構成して写し出し、主に腹部の肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・腎臓を観察する検査です。放射線と異なって身体に悪影響はなく、診断能力が高く、安全で有用な検査と言えます。
小さな病気まで見つけることができ、結石や嚢胞性疾患は、超音波検査のみで確定診断が可能なほどです。しかし空気や骨が超音波を通しにくい性質のため、肺や胃腸など、内側が空洞の臓器、及び骨の観察には適さない。
検査は、薄暗い部屋の中でベッドに横たわり、お腹に超音波の通りをよくするためのゼリーを塗って、10分から15分ほど行う検査です。特に苦痛もしびれもありません。
基準値 異常所見が認められなければ問題ありません。
異常値の場合 異常陰影が出た場合は、脂肪肝、肝硬変、肝臓がん、胆のう疾患、膵臓疾患、大動脈瘤など。
受診時の注意点

受診当日は、水分を含め絶食です。タバコも不可です。前日の夕食は、消化の良いものを20時までに軽めに済ませ、20時以降は飲食しないでください。

肝臓系
AST(GOT)
検査の目的

主に肝臓や筋肉および心臓に障害が起きていないかを調べる検査です。

基礎知識 肝臓は沈黙の臓器とよばれ、障害が起きても自覚症状が出にくいのが特徴で、症状が出たときには、かなり悪くなっている場合が多いのです。そのため、健康診断は肝臓の異常を早期に発見する唯一のチャンスです。
肝臓病の特効薬は、ありません。予防が第一です。
AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は、心臓、肝臓、筋肉などに多く含まれている酵素の一つで、心臓や肝臓などの臓器になんらかの障害(壊死、炎症)があると、血液中にASTが流れ出してきます。
ASTの数値が高い場合、ALTをはじめとするその他の肝機能検査の結果も考慮して総合的に判断します。
基準値 30 U/l 以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、肝障害、心筋疾患、骨格筋の病気など。
受診時の注意点

激しい運動をすると一過性の上昇が見られる場合もありますので、前日及び当日の運動は控えてください。

ALT(GPT)
検査の目的

主に肝臓に障害が起きていないかを調べる検査です。

基礎知識

肝臓は沈黙の臓器とよばれ、障害が起きても自覚症状が出にくいのが特徴で、症状が出たときには、かなり悪くなっている場合が多いのです。そのため、健康診断は肝臓の異常を早期に発見する唯一のチャンスです。

肝臓病の特効薬は、ありません。予防が第一です。
ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)は、AST同様の酵素のひとつで、ALTは肝臓に一番多く含まれており、AST(GOT)と比較して他臓器への分布量が少ないため肝障害に特異的な検査と言えます。
ALTは、ASTと異なり肥満に伴って上昇します。
ALTの数値が高い場合、ASTをはじめとするその他の肝機能検査の結果も考慮して総合的に判断します。
基準値 30 U/l 以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、急性・慢性肝炎、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害、肝硬変、肝がん、脂肪肝など。
受診時の注意点

激しい運動をすると一過性の上昇が見られる場合もありますので、前日及び当日の運動は控えてください。また、アルコールも控えてください。

γ−GTP 
検査の目的

アルコール性の肝障害の診断に重要な検査です。

基礎知識 γ-GTP(ガンマ・グルタミール・トランスペプチターゼ)は、腎臓や肝臓に多く存在する酵素で、アルコールに敏感に反応することで知られています。
また、アルコールに限らず胆道系疾患に伴って上昇することもあります。
一度に大量のアルコールを摂取することで、重い急性肝炎を起こしたものがアルコール性肝炎、長い間アルコールを摂取し続けることで起こるのがアルコール性肝硬変と言われています。
γ-GTPだけの数値が高い場合は、アルコールが原因の場合が多いのですが、その他の肝機能検査の結果も考慮して総合的に判断します。
基準値 50 U/l 以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、アルコール性肝障害、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、薬剤性肝障害、胆道系疾患、膵臓疾患など。
受診時の注意点

前日の飲酒は、控えることをおすすめいたします。もちろん検査前の飲酒は避けてください。

総ビリルビン 
検査の目的

黄疸の原因や種類を調べる検査です。

基礎知識 総ビリルビンは、間接ビリルビン(肝臓に取り込まれる前の非水溶性のビリルビン)と、直接ビリルビン(肝臓で水に溶けやすい型になったもの)の両方を合わせたものをいいます。
総ビリルビンは、血液中の赤血球の寿命が尽きた時、赤血球の中のヘムなどが分解されて作られた黄色い物質が肝臓に取り込まれ、水に溶けやすい形になって胆管から十二指腸へ排泄されます。
総ビリルビンが増加すると皮膚や眼球は黄色っぽくなり、これを黄疸と呼んでいます。ただし、日本人には、先天的にビリルビンがわずかに高値を示す体質性黄疸の方が多く、その他の関連項目に異常がない場合、心配のないことが多いです。
基準値 0.1〜1.2 mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、体質性黄疸、溶血性黄疸、肝障害、胆道閉塞症、胆石症、胆嚢癌、胆管癌、膵臓癌など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

ALP 
検査の目的

肝疾患、胆道系疾患、骨疾患、甲状腺疾患、妊娠等の異常の原因や種類を調べる検査です。

基礎知識 アルカリフォスファターゼ(ALP)は、肝臓、胆管、骨、小腸など多くの臓器や器官に分布するリン酸化合物を分解する酵素の一つです。これらの臓器や器官に異常があるとALPが血液の中に流れ出てきます。
ALPの数値が高い場合、特別な検査方法(アイソザイム)により6つに分けることができ、その分布(1から6)を調べることで、どこに異常があるかを知ることができます。たとえば、胆道、肝疾患で胆汁排泄障害は1、肝・胆道疾患は2、骨疾患は3、妊娠後期や悪性腫瘍は4、血液型がB型、O型の患者に多く見られ高脂肪食摂取後は5、主に潰瘍性大腸炎は6などです。ただし、全てが一度に認められるわけではなく、1〜4種類のアイソザイムが病態に応じて見られます。
ALPは様々な測定方法があり、医療機関によって基準値も大きく変わる検査です。
基準値 359 U/l 以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝がん、胆道疾患(胆道閉塞、閉塞性黄疸、胆石症、胆道がん)、骨腫瘍、骨軟化症、甲状腺機能亢進症、慢性腎不全など。(小児期や妊娠後期にも高値になる)低い場合は、前立腺肥大、甲状腺機能低下症など。
受診時の注意点

成長期の子供や妊娠後期、血液型がBかOの人は、脂肪食などの影響で数値が高くなる場合もあります。

LDH 
検査の目的

どこかの臓器になんらかの疾患が起きていないかを調べる検査です。

基礎知識 LDH(乳酸脱水素酵素)は、肝臓、血液、心臓などに多く含まれていますが、ほとんどの臓器や組織に広く分布する体内のブドウ糖を燃焼させるときに働く酵素の一つです。この酵素活性が上昇しているのは、どこかの臓器に異常があることを示しています。
LDHの数値が高い場合、特別な検査方法(アイソザイム)により、5種類の分布と量を調べることによって異常箇所を特定することができます。たとえば、急性心筋梗塞、悪性貧血、溶血性貧血は1と2、進行性筋ジストロフィー、白血病、悪性リンパ腫、胃がんは2と3、急性・慢性肝炎、卵巣がん、原発性肝がんは4と5などです。
基準値 0〜245 U/l
異常値の場合 基準値より高い場合は、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、白血病、容血性貧血、悪性腫瘍、心筋梗塞、筋ジストロフィーなど。
受診時の注意点

激しい運動は、避けてください。

総蛋白
検査の目的

栄養状態、肝機能、腎機能などを調べる検査です。

基礎知識

総蛋白は、血清中のアルブミン、グロブリン、そのほか100種類以上の蛋白質のこと。アルブミンは、肝臓で作られ血液中の水分を保持する働きをしており、グロブリンは、肝臓以外で作られ免疫機能(抵抗力)の役割を果たしています。

血清中の蛋白質に異常がある場合、その他の肝機能検査や腎機能検査の検査結果と併せて総合的に診断します。また、蛋白分画を検査し、その構成比をみることによって詳しい状態を知ることができます。
基準値 6.7〜8.3 g/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、慢性肝炎、多発性骨髄腫、膠原病など。低い場合は、ネフローゼ症候群、肝硬変、消化器の障害、栄養不良、熱傷など。
受診時の注意点

前日の暴飲・暴食は、避ける事をおすすめいたします。

HBs抗原 
検査の目的

B型肝炎ウイルスによる感染状態を調べる検査です。

基礎知識

肝機能障害の中でウイルス肝炎によるものが最も多く、現在、7種類のタイプが確認されています。そのうちA型、B型、C型の3つの型が大部分です。

B型肝炎には、B型肝炎ウイルス(HBV)が一過性に感染する急性肝炎と持続的にHBVを保持する慢性肝炎とがあります。B型肝炎の最初は急性肝炎として発症しその多くは治癒しますが、一部は劇症肝炎として重症化します。出生時または小児期に感染すると慢性肝炎に移行し、慢性肝炎が持続すると、肝硬変に進行し肝がんを発症する場合もあります。
基準値 陰性(−)は正常。
異常値の場合 陽性(+)の場合は、B型肝炎ウイルスの感染状態です。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

蛋白分画 
検査の目的

栄養状態、さまざまな病態を調べる検査です。

基礎知識

血清中の蛋白質は、数多くの蛋白成分より構成され、その主なものはアルブミン、グロブリン、リポ蛋白などです。これらの蛋白質は生体を維持する上でそれぞれ独特の役割を持っていますが、この構成比からさまざまな病態の把握を行うのが蛋白分画の検査です。

血清蛋白は、80種類以上存在しており、5つのグループに別けることができます。健康時は一定の割合でバランスが保たれているが、体のどこかに異常が生じるとバランスが崩れてきます。
健康時はアルブミンが半数を占めていますが、たとえば炎症性疾患の場合は、α1・α2-グロブリンが増加するなど、各分画の数値の変化を見ることによって疑われる病態が把握できます。
基準値 A/G比 1.3〜1.9 %
アルブミン 55.8〜66.1 %
α1-グロブリン 2.9〜4.9 %
α2-グロブリン 7.1〜11.8 %
β-1グロブリン 4.7〜7.2 %
β-2グロブリン 3.2〜6.5 %
γ -グロブリン 11.1〜18.8 %
異常値の場合 急性炎症・・・アルブミン減少、α1α2グロブリン増加
慢性炎症・・・アルブミン、β -グロブリン減少、α1、α2、γ-グロブリン増加
急性・慢性肝障害・・・アルブミン、α2-グロブリン減少、γ-グロブリン増加
受診時の注意点

前日の暴飲・暴食は避ける事をおすすめいたします。

コリンエステラーゼ 
検査の目的

肝疾患や有機リン中毒を調べる検査です。

基礎知識

コリンエステラーゼ(ChE)はコリンエステルをコリンと有機酸に加水分解する酵素のことで肝臓や血液中に存在します。ChEは、肝臓、膵臓、血清などに存在する種々のコリンエステル及び非コリンエステルも加水分解する非特異的コリンエステラーゼと神経、筋肉、赤血球などに存在し、アセチルコリンを特異的に加水分解するアセチルコリンエステラーゼが存在します。健診などで行われている肝機能検査として用いられているのは非特異的コリンエステラーゼ(ChE)です。ChEは、主に肝臓で合成され血液中に分泌されるため、慢性肝炎や肝硬変、肝がんなどで肝機能が低下するとChEの合成が出来なくなり、血清Ch-Eの活性が低下します。

ChEは、肝臓疾患以外では栄養障害によっても低下します。また、有機リン剤の農薬やサリンによる中毒では急激に低下します。
基準値 200〜495 U/l
異常値の場合 基準値より高い場合は、脂肪肝、肥満、糖尿病、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症など。低い場合は、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、劇症肝炎、有機リン系中毒、栄養失調など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

血清鉄 
検査の目的

貧血の程度や原因を調べる検査です。

基礎知識

血清鉄は、赤血球中のヘモグロビンを作る材料です。そのため、体は常に鉄を必要とし、血液中に一定量を含んでいますが、不足すると赤血球は作られなくなり貧血状態となってしまいます。このことを鉄欠乏性貧血といいます。

体内には、約3,000〜5,000mgの鉄があり、その60〜70%は赤血球中にヘモグロビンとして存在し、残りは肝細胞内や肝・脾の網内系細胞内に貯蔵鉄(フェリチンやヘモジデリン)として存在し、さらに血清鉄は体内の鉄の0.1% 程度です。
月経のある女性は、月経によって鉄分を多く失うため、一般的に女性には貧血が多いと言われます。また、スポーツによる発汗で鉄分が失われるので、激しい運動には注意が必要です。
血清鉄は、一日の中でも変動があり、朝高く、夕方に低下すると言われております。また、加齢変化もみられ、高齢者では低くなる傾向にあります。 
基準値 男性 54〜200μg/dl
女性 48〜154μg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、再生不良性貧血、溶血性貧血、肝硬変など。低い場合は、 鉄欠乏性貧血、慢性炎症性疾患、悪性腫瘍など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

尿ウロビリノーゲン 
検査の目的

肝臓の機能と黄疸などを調べるスクリーニング検査

基礎知識 尿の黄色い色の成分の量を調べる検査です。
ウロビリノーゲンは、古くなった赤血球は肝臓や脾臓で分解され、肝臓から胆汁として腸内へ排出されたビリルビン(胆汁色素)が、腸の中の細菌によって分解されたものです。その一部が腸から吸収され、大部分が肝臓でふたたびビリルビンとなりますが、一部は腎臓から尿に排出されます。肝機能障害があるとビリルビンになりにくく、尿中にウロビリノーゲンが多く出てきます。
基準値 疑陽性(±)の場合は、正常。陰性(−)、陽性(+)以上は、異常。
異常値の場合 陽性(+)の場合は、急性・慢性肝炎、肝硬変、溶血性黄疸など。
陰性(−)の場合は、胆道閉塞、胆石、抗生物質の長期服用など。
受診時の注意点

肉食後、激しい運動、過度の疲労、大量の飲酒、かぜ薬、ビタミン剤などは避けてください。

HCV抗体 
検査の目的

C型肝炎ウイルスに感染しているかを調べる検査です。

基礎知識

HCV抗体検査は、C型肝炎ウイルス(HCV)が体内に侵入した時、身体はこれを異物として感知し、それに反応してHCV抗体(特殊なたんぱく)というものを作りだします。その抗体の有無と量(HCV抗体価)を血液検査によって調べます。

いったんC型肝炎ウイルスが身体に侵入すると身体は抗体を作り続け、ウイルスが身体から排除されると抗体の量は少なくなります。
HCV抗体陽性の場合、現在ウイルス感染しているのか、HCVに感染したが治っているのかを判断するために、精密検査(HCV核酸増幅検査)を実施する必要があります。
C型肝炎ウイルスに感染すると急性肝炎を発症し、慢性肝炎に移行する確率が高い。また、肝硬変に進行する場合も多い。 
基準値 陰性(−)は、正常
異常値の場合 陽性(+)の場合は、C型肝炎ウイルス感染症が考えられます。精密検査を要します。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

肥満度
身長・体重・BMI・体脂肪率・腹囲
検査の目的

肥満の度合いと体重に占める脂肪、内臓脂肪の蓄積の割合を調べる検査

基礎知識 身長と体重を測定し、太りすぎややせすぎを判断します。
BMIは体重と身長のバランスをチェックし肥満度の目安となる数値です。肥満は狭心症・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病などを起こす引き金となるので、BMIにより肥満の度合いを知ることは、ご自身の健康状態や生活習慣病の危険を示すバロメーターとなります。
体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合で、体内の脂肪状態を数値として表したものです。
腹囲を測定し、内臓脂肪がたまっていないかを調べます。腹囲は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準のひとつとして用いられています。内臓脂肪が蓄積することによって、高血圧、高血糖、血中の脂質異常になり、食事や運動などの生活習慣を改善しなければ、心筋梗塞や脳卒中などが起こりやすくなる状態のことです。
基準値 BMI・・・18.5〜24.9
体脂肪率・・・25未満
腹囲・・・男性 85cm 女性 90cm
異常値の場合 肥満の場合は、高脂血症、高血圧、糖尿病、心臓病、動脈硬化、脂肪肝、痛風などのリスクが高まります。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

血沈
血沈(赤血球沈降速度) 
検査の目的 結核の診断や種々の疾患を把握する目的で行われる検査です。
基礎知識 血沈は、採取した血液にクエン酸ナトリウムを混ぜ、血沈棒と呼ばれるガラス管にいれ、1,2時間後に赤血球がどの程度沈降したかを測定します。
赤血球沈降速度が基準値をはずれるのは、身体のなかで何らかの炎症が起きていることを意味しています。赤血球沈降速度が速くなる場合は、赤血球やアルブミンの減少、ガンマグロブリン、フィブリノゲンという蛋白の増加などがあります。
基準値 20mm/h以内
異常値の場合 赤血球沈降速度が速い場合は、慢性・急性感染症、リウマチ・膠原病、悪性腫瘍、肝疾患など。赤血球沈降速度が遅い場合は、多血症など。
受診時の注意点

安静に過ごした後に採血をお受けください。

血液系
 
赤血球数 ヘマトクリット値 血色素量
検査の目的 貧血や多血症の診断に用いられる検査です。
基礎知識 赤血球は血液の主要な構成成分で、酸素を肺から全身の各組織へ運ぶ働きをしています。赤血球の状態を調べるには、赤血球数、ヘマトクリット値、血色素量(ヘモグロビン)の検査結果を総合的に判断します。赤血球数は血液中の赤血球の数、ヘマトクリット値は全血液中の赤血球の容積率を表し、ヘモグロビンは全血液中のヘモグロビンの量を測るものです。血液の赤い色は、ヘモグロビンによるもので、赤血球の働きの中心となっています。
赤血球数が正常でも、酸素を各細胞組織に供給する役目のヘモグロビンが少ないと貧血症状を起こす場合があり、これを鉄欠乏性貧血といいます。
赤血球数は性別、年齢などによっても差異が見られる。一般的に男子は女子よりも高く、高齢者は低い傾向が見られ、個人差も大きい検査と言えます。
基準値 赤血球数は、男性では427〜570 10万/μl、女性では376〜500 10万/μl
ヘマトクリット値は、男性では39.8〜51.8 %、女性では33.4〜44.9 %
血色素量は、男性では13.5〜17.6 g/dl、女性では11.3〜15.2 g/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、多血症、脱水状態など。低い場合は貧血(再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血)など。
受診時の注意点

運動直後の検査は避け、検査の前は安静に過ごすことをおすすめいたします。

白血球数 
検査の目的 細菌感染などによる炎症や血液・造血器疾患を調べる検査です。
基礎知識 白血球は、体内の組織に侵入した細菌などを殺したり、免疫に役立っています。すなわち白血球の増減は体内のどこかに細菌や異物が侵入して起こる炎症などが疑われる。また、白血球を作っている造血器官に疾患があると白血球数も異常を示します。
白血球には好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の五種類があり、単に数だけでなく、その構成も見る必要があります。
基準値 3500〜9800μl
異常値の場合 基準値より高い場合は、細菌感染症(肺炎、偏桃炎、急性中垂炎)、白血病などの血液疾患など。低い場合は、膠原病、再生不良性貧血、敗血症やウイルス感染など。
受診時の注意点

運動直後の検査は避け、検査の前は安静に過ごすことをおすすめいたします。

血液像 
検査の目的

感染症、各種白血病など様々な疾患の診断に有用な検査です。

基礎知識 血液像は、白血球の形態異常や種類の偏りが無いか染色した血液を顕微鏡で調べる検査です。
白血球には、好中球(桿状核球と分葉核球)、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の五種類があり、それぞれが独自の働きをしています。
好中球は、抗体が包み込んだ異物を細胞内に取り込み処理する役割を担っています。
リンパ球は、異物を見分ける能力があり、外敵に対する免疫機能をもっています。
単球は、細菌などの異物を食べ、その特徴をリンパ球に伝える役割を担っています。
好酸球は、免疫に関与。また、アレルギー反応をさらに強くする働きもあります。
好塩基球は、外敵を防ぐ役割。また、アレルギー反応にも関わっています。
主に五種類ある白血球のバランスが崩れていないかを調べますが、同時に形態や他の血球についても調べます。
基準値 好中球 42.0〜74.0 %(桿状核球 0.0〜19.0 %  分葉核球 27.0〜72.0 %)
リンパ球18.0〜50.0 %
単球 1.0〜8.0 %
好酸球 0.0〜7.0 %
好塩基球0.0〜2.0 %
異常値の場合 好中球増加の場合は、細菌やウイルスなどの感染症・悪性腫瘍・白血病(慢性骨髄性)など。
リンパ球増加の場合は、ウイルス感染症・リンパ性白血病・甲状腺や副腎の疾患など。
単球増加の場合は、慢性骨髄性白血病・発疹性の感染症(麻疹など)・結核など。
好酸球増加の場合は、各種アレルギー疾患・寄生虫症・ホジキン病など。
好塩基球増加の場合は、慢性骨髄性白血病など。
好酸球減少の場合は、ウイルス性疾患・中毒など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

血小板数 
検査の目的

出血傾向と止血機能を調べる検査です。

基礎知識 血小板は、ケガなどで血管が傷ついて出血した場合、傷口に血小板が凝集し血栓を作って止血するという重要な働きをしています。すなわち血小板数を調べることによって、出血しやすさと止血機能が判断できます。一般に血液1μlあたり、血小板数が5万/μl以下になると、出血しやすく、止血しにくくなり、皮下に紫斑病と呼ばれる「あざ」ができやすい状態になります。
基準値 13.0〜36.9 10万/μl
異常値の場合 基準値より高い場合は、本態性血小板血症、慢性骨髄性白血病、真性多血症など。低い場合は、再生不良性貧血、急性白血病、本態性血小板減少性紫斑病、バンチ症候群、肝硬変など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

MCV MCH MCHC 
検査の目的

貧血、多血症を調べる検査です。

基礎知識 MCV(平均赤血球容積)は、一個の赤血球の大きさを示すものです。
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)は、一個の赤血球に含まれるヘモグロビンの量を示すものです。
MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)は、1個の赤血球の容積に対する血色素量の比を%で示すものです。
MCV、MCH、MCHC(赤血球恒数)は、赤血球数(RBC)やヘモグロビン濃度(Hb)、ヘマトクリット値(Ht)から機械的に計算させるもので、貧血の種類をある程度区別するために用いられます。
基準値 MCV 84〜99 fl
MCH 男性30.0 pg以上  女性27.0 pg以上
MCHC 32.0〜36.0 %
異常値の場合 基準値より高い場合は、脱水状態、二次性多血症、ストレス多血症、真性多血症など。低い場合は、再生不良性貧血、腎性貧血、出血性貧血、鉄欠乏性貧血、溶血性貧血など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

血液型 
検査の目的

血液型を調べる検査です。

基礎知識 A型 約37%(白人は約41%)
B型 約22%(白人は約 9%)
AB型 約 9%(白人は約 4%)
O型 約32%(白人は約46%)
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

血液脂質
中性脂肪 
検査の目的

動脈硬化の危険因子を調べる検査です。

基礎知識 中性脂肪(TG)は、エネルギー源としてのブドウ糖が不足した場合、それを補うためのエネルギー源です。また、人間の体になくてはならないものですが、エネルギー源として使われず余ったものは肝臓に蓄えられ脂肪肝に、脂肪組織に蓄えられると肥満につながります。
中性脂肪の増加の原因は、食べ過ぎやカロリーの摂りすぎによるものが多いようです。
中性脂肪の増加は、コレステロールに次いで動脈硬化をはじめとする危険な病気の促進因子になりえますので、検査数値が高い場合は摂取カロリーを減らし、適度な運動をすることで体重を落とすよう心がけましょう。また、極度の高値の場合、急性膵炎を発症することがあります。
基準値 30〜149 mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、高脂血症、糖尿病、甲状腺機能低下症、急性・慢性膵炎、ネフローゼ症候群など。低い場合は、甲状腺機能亢進症、副腎皮質低下症、肝硬変など。
受診時の注意点

空腹時に行う検査です。少なくとも採血前の10時間以上はものを食べてはいけません。

総コレステロール 
検査の目的

動脈硬化性疾患の危険度を調べる検査です。

基礎知識 総コレステロールは、細胞膜や血管壁を構成したり、食物の消化・吸収に欠かせない胆汁酸やステロイドホルモンの原料となる、体にとって重要な役割を果たしています。
血中コレステロールの大半は、体内(主に肝臓)で作られて供給されています。肝臓から末梢へのコレステロール供給は主にLDLコレステロールとして運ばれ、逆に末梢から肝への転送はHDLコレステロールとして行われており、多すぎても少なすぎても体内に悪影響を与えます。
コレステロールを過剰に摂取すると、動脈の壁の中に沈着して動脈硬化を起こします。
診断にはコレステロールの数値だけでなく、中性脂肪をはじめとする脂質系の検査結果も参考に総合的に行われます。
基準値 140〜199 mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群など。低い場合は、甲状腺機能亢進症、肝機能障害、栄養障害など。
受診時の注意点

空腹時に行う検査です。少なくとも採血前の10時間以上はものを食べてはいけません。

HDL−コレステロール 
検査の目的

動脈硬化性疾患を調べる検査です。

基礎知識 血液中のコレステロールなどの脂質は、血液に溶けにくいため特殊な蛋白質(高比重リポ蛋白)と結合して血液中を移動しています。
HDL−コレステロールは、血管壁に沈着したコレステロールを取り除き肝臓に運ぶ役割を担っています。また、HDL−コレステロール(HDL−C)は、血液中のコレステロールが増えるのを防いでいるので、一般に「善玉コレステロール」と言われています。
喫煙や肥満、糖尿病、運動不足、ストレスなどは、HDL−Cを減少させると言われているので、生活習慣の改善を行うことが大切です。
基準値 40〜119 mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、HDL−C値が高く、LDL−C値が低めなら特に問題がありませんが、HDL−CとLDL−Cのバランスが重要です。低い場合は、将来における心筋梗塞、脳梗塞、肺梗塞など動脈硬化疾患の危険性が高い。
受診時の注意点

空腹時に行う検査です。少なくとも採血前の10時間以上はものを食べてはいけません。

LDL−コレステロール 
検査の目的

動脈硬化性疾患を調べる検査です。

基礎知識 血液中のコレステロールなどの脂質は、血液に溶けにくいため特殊な蛋白質(低比重リポ蛋白)と結合して血液中を移動しています。
LDL−コレステロールは、HDL−コレステロールと反対に血管壁などの組織に運搬するため、直接動脈硬化と関係することから「悪玉コレステロール」と言われています。
以前のLDL−コレステロールは、総コレステロール、中性脂肪、HDL−コレステロール値から計算されていましたが、最近では直接的な測定が可能となりました。
基準値 60〜119 mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、家族性高コレステロール血症、将来における心筋梗塞、脳梗塞、肺梗塞など動脈硬化疾患の危険性が高い。
受診時の注意点

空腹時に行う検査です。少なくとも採血前の10時間以上はものを食べてはいけません。

糖代謝
 
尿糖
検査の目的 糖尿病を調べるスクリーニング検査です。
基礎知識 尿中に排出させるブドウ糖(グルコース)の量を調べます。健常者の尿中でも1日に約30〜130mgのブトウ糖を尿に排出しています。

尿糖が陽性で、かつ血糖値が高い場合は糖尿病と診断されますが、血糖値が高くないのに尿糖が陽性になる場合を腎性尿糖と呼びます。

尿糖は、食事の摂取状況によって大きく数値が変動する検査です。尿糖が陽性の場合、血糖の状態を確認し、さらにヘモグロビンA1cにより1〜3ヶ月前の血糖の状態を調べることで、総合的に診断します。
基準値 (−)の場合は正常。
異常値の場合 (+)以上の場合は、糖尿病、腎性尿糖、甲状腺疾患、下垂体疾患、副腎疾患など。
受診時の注意点 受診当日の朝食は、絶食。前日も夕食は、早めに終わらせ飲酒は控えましょう。
 
血糖
検査の目的 糖尿病を調べる重要な検査です。
基礎知識 血液中の血糖のほとんどがブドウ糖で、体にとって蛋白質や脂肪とともに重要なエネルギー源です。特に脳にある中枢神経系のエネルギー源は、ブドウ糖だけです。
糖尿病は、血液中のブドウ糖の量と膵臓から分泌されるインスリンというホルモン不足によりバランスが崩れて高血糖状態になり、尿にも糖が混じるようになります。また、糖尿病は痛みなどの症状がないために放置されやすい病気の一つですが、糖尿病が原因による様々な合併症として糖尿病性の網膜症、腎症神経障害を発症したり、重度の場合は失明したり、腎不全になったりする恐ろしい病気です。 
基準値 60〜99 mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、糖尿病、急性膵炎、膵癌、甲状腺機能亢進症など。低い場合は、肝機能障害、インスリノーマ、副腎皮質機能低下症、下垂体機能低下症など。
受診時の注意点 空腹時に行う検査です。少なくとも採血前の10時間以上は、ものを食べてはいけません。
HbA1c(NGSP)
検査の目的 1〜3ヵ月前からの血糖の状態を知ることができる検査です。
基礎知識 HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは、赤血球の中にあるヘモグロビンに、ブドウ糖(グリコース)が非酵素的に結合したものをヘモグロビンA1cといいます。この検査の特徴は、血糖検査がその時の血糖の状態を知ることができる検査に対し、ヘモグロビンA1cは一度糖化されると赤血球寿命(約120日)が尽きるまでその状態を保つため、過去1〜3カ月程度の平均血糖値を知ることができます。
血糖値が高い場合、それが一時的なものかどうかを確認できる有効な検査です。また、糖尿病患者で血糖のコントロールがうまくいっているかを調べるためのスクリーニング検査としても用いられています。 
基準値 5.5 %以下
異常値の場合 基準値より高い場合は、糖尿病、腎不全、アルコール中毒症など。低い場合は、赤血球寿命の短縮、低血糖症、副腎皮質機能低下症、ヘモグロビン異常症など。
受診時の注意点 心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。
痛風
尿酸 
検査の目的

痛風、腎疾患、尿路結石症を調べる検査です。

基礎知識 尿酸は核酸の構成成分であるプリン体が分解されてできる終末代謝産物です。プリン体は肉類や魚介類、豆類などに多く含まれているだけでなく体内でも作られており、血液中に尿酸塩として溶けて全身を回った後、腎臓から主に尿中に排出されます。
血液中の尿酸の量が増えすぎると、余分な尿酸が足の親指の付け根の関節に沈着することによって、激痛と発赤を伴う急性関節炎を起こすのが痛風です。昔、痛風のことを「ぜいたく病」と言っていました。
尿酸が増える原因としては、プリン体を多く含む食品の過剰摂取、腎臓の機能低下が疑われますが、尿蛋白や尿素窒素などの検査結果と併せて判断します。
基準値 2.1〜7.0 mg/dl
異常値の場合 基準値より高い場合は、痛風、高尿酸血症、腎炎、尿毒症、白血病、多発性骨髄腫、妊娠中毒症、など。
受診時の注意点

激しい運動や前日の大量の飲酒は避けてください。

電解質
ナトリウム カリウム クロール 
検査の目的

水分の保持などの状態を調べる検査です。

基礎知識 ナトリウムは、細胞外液中に最も多い陽イオンの主体をなす電解質です。ナトリウム及びクロールと共に水代謝の指標として用いられており、水分バランスに重要な役割を果たしています。
カリウムは、ナトリウムと対照的に主として細胞内液に多く存在する電解質です。その濃度は、神経伝達や筋活動に関与し、特に心筋に大きな影響を及ぼします。
クロールは、ナトリウムと共にNaClとして多くの部分が細胞外液中の陰イオンとして存在する電解質です。他の電解質との相互関係のもとに水分平衡、浸透圧の調節などに重要な役割を果たしています。特に酸塩基平衡異常の診断に有用な検査です。酸塩基平衡とは、体の酸(酸性度)と塩基(アルカリ性度)のバランスのことで、血液の重要な特性の1つです。血液の酸塩基平衡は、正常値(pH=7.40±0.05)の範囲が非常に狭く、少し外れただけでも多くの器官に影響を与えるため、肺や腎臓で正確に調節されています。
基準値 ナトリウム 136〜147 mEq/l
カリウム 3.6〜5.0 mEq/l
クロール 98〜109 mEq/l
異常値の場合 基準値より高い場合は、脱水症状、下痢、嘔吐、発汗、腎不全、保存血の大量輸血など。低い場合は、嘔吐、下痢、利尿剤投与、ネフローゼ、腎不全など
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

血清反応
RPR TPLA
検査の目的

梅毒の抗体を調べる検査です。

基礎知識 性感染症(STD)の梅毒に感染しているかどうかを判断する検査で、性交だけでなく、胎内感染、輸血による感染もあります。
梅毒とは、TPという病原体の感染により、皮膚や粘膜だけでなく全身の臓器や組織が冒され、さらに胎児にも障害を及ぼす感染症です。
RPRは、TPLAに比べて比較的早い時期から陽性となるため、早期診断に適した検査方法で、一般にワッセルマン反応と言われています。ただし、生物学的偽陽性反応を示す場合や梅毒以外の感染症や膠原病、妊婦、高齢者などで陽性となることがあるため、梅毒の確定診断にはTPを抗原としたTPLA法(梅毒ラテックス比濁法)が最も有用とされています。ただし、感染後3ヵ月以降に陽性を示すので早期診断には適していません。しかも一度陽性となると陽性が持続するため、治療効果や治癒の判定には適していません。
基準値 陰性(−)の場合は正常。
異常値の場合 陽性(+)の場合は、梅毒、膠原病、肝疾患など。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

リウマチ
CRP 
検査の目的

炎症の程度や状態を調べる検査です。

基礎知識 CRPは、体の組織に炎症や崩壊などが起こると増加する代表的な炎症マーカーで、性別、年齢、食事、運動などによる影響はほとんどみられない検査です。
CRPは、炎症が起こると早い段階で増加するため、炎症の早期発見に役立っています。
同じく炎症の検査である血沈(赤血球沈降速度)とCRPは、共通の病態で変動を示しますが、CRPの方が血沈よりも反応が早い特徴をもっています。
基準値 定性 陰性(−)が正常。 定量 0.30 r/dl以下
異常値の場合 陽性(+)の場合は、結核をはじめ種々の感染症、リウマチ熱、関節リウマチ、膠原病、心筋梗塞、外傷。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

RA 
検査の目的

リウマチ因子(RF)の有無を調べる検査です。

基礎知識 代表的な疾患は慢性関節リウマチですが、リウマチ以外の膠原病、慢性感染症、肝硬変、肝疾患などでも陽性を示すことがあります。また、健常者でも陽性を示す場合もあり、特に年齢の上昇とともに陽性率が高くなります。
RAテストの結果だけで関節リウマチと判断することは出来ないので、朝のこわばりや関節の腫脹などの症状を確認し、症状があれば、血沈やCRP検査を行い総合的に診断します。
基準値 陰性(−)は、正常。
異常値の場合 陽性(+)の場合は、慢性関節リウマチ、肝硬変、慢性肝炎、肝がん、エリテマトーデスなど。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

診察
診察 
検査の目的

医師による生活習慣病の早期発見を重点に総合的な診察を行います。

基礎知識 問診による既往歴、現病歴や自覚症状の有無、当日の検査結果など、数多くの情報を基に診察を行います。
受診時の注意点

心身共に安静にし、落ち着いた状態で受診してください。

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